職場の仕事や人間関係でつらい状況に直面したとき、「逃げたい」と感じることは誰にでもあるはずです。
そんな中、「逃げるのは弱いこと」「最後まで頑張るべきだ」と、無理をしてしまう人も多いのではないでしょうか。
ときには、逃げるという選択肢を選ぶことが、自身を守る重要な行動になることもあります。
限界まで無理をして働き続けると、心身に大きなストレスがかかります。
ストレスが限界を超えると、身体を壊してしまったり、うつ病などの心の病気になったりするリスクが高くなります。
そうなる前に、一時的に休む休職、もしくは思い切って転職を検討するのが重要です。
目の前のタスクから離れることは、決して逃げでも敗北でもありません。
それは、自身のSOSに耳を傾け、より良い未来を選ぶための勇気ある決断なのです。
そして、一つの場所でうまくいかなかったからといって、自分の能力を否定する必要はありません。世の中には、たくさんの業界と職場があります。
あなたを限界まで追い込む場所は、個性や得意分野を活かせる場所ではない可能性が高いです。
自身の能力や個性が最も輝く場所は、探せば他にあるはずです。
まさに、適材適所という言葉があるように、自分に合う場所を見つけることこそが、仕事で成功し、充実した人生を送るための鍵となります。
なのでどうか、仕事において「逃げるは恥」なんて思わないでください。
己の心身を第一に考えてください。
健康な身体こそが、生きるうえでの資本であり、身体の代わりはありません。
苦しいときは立ち止まり、変化を恐れずに方向転換をする勇気を持ちましょう。
それこそが、長い人生を健康に、幸せに生きていくための賢い在り方なのだと私は思います。